2017年8月号
表紙の画
- 中村 洋志
特集
「卵子の老化」が問題になる社会を考える
─少子化社会対策と医療・ジェンダー─
- 特集の趣旨 / 柘植 あづみ
- 日本の少子化と少子化対策 / 阿藤 誠
- 生殖補助医療が高齢出産化に与えた生物人口学的インパクト
─卵子の老化をめぐって / 早乙女 智子 - 非科学的知識の広がりと専門家の責任
─高校副教材「妊娠のしやすさ」グラフをめぐり可視化されたこと / 田中 重人 - どんな情報提供が求められているのか?
─高校副教材問題が提起する問題 / 江原 由美子 - 卵子の提供を受けて母親になるということ
─高齢妊娠女性への聞き取り調査から / 白井 千晶 - 少子社会、あるいは「卵子の老化」の何が問題なのか? / 小浜 正子
- 高齢妊娠における不安と選択
─出生前検査という問題 / 菅野 摂子 - 「卵子の老化」説から考える年をとることへの恐れと生殖医療技術の拡大の関係 / 柘植 あづみ
特集
202030は可能か
─「女性活躍推進法」の実効性を問う─
- 特集の趣旨 / 遠藤 薫
- 国家公務員の女性活躍推進 / 古澤 ゆり
- 「政治分野における男女共同参画推進法」制定を目指して / 行田 邦子
- 成功の鍵は「無意識のバイアス」の打破と「3K上司」にある
─先進企業の事例から / 麓 幸子 - 日本のメディアにおける女性活躍推進 / 四方 由美
- 理系女性研究者の活躍に向けて
─東京農工大学における女性研究者支援の取組 / 宮浦 千里 - 教育分野の実態と課題
─初等中等教育機関の教員に着目して / 河野 銀子 - 研究する人生の魅力を高めながら、女性を増やすことが必要 / 大沢 真理
- 「202030」は何のためか? / 上野 千鶴子
- 「はたらく」ということ
─「強い男(女)という妖怪」に抗して / 遠藤 薫
特別企画:JAPAN PRIZE
- JAPAN PRIZE:人類の平和と繁栄のために / 矢㟢義雄
- 授賞業績
・ アディ・シャミア博士
・ エマニュエル・シャルパンティエ博士・ジェニファー・ダウドナ博士 - 受賞記念講演会
SCJ報告要旨
- 畜産学の特性に配慮した教育・研究課題
―飼育動物の安定的利活用を目指して― - 自動運転のあるべき将来に向けて
―学術界から見た現状理解― - 国立大学の教育研究改革と国の支援
―学術振興の基盤形成の観点から― - 生産農学における学部教育のあり方について
- 若者支援政策の拡充に向けて
日本学術会議の動き
- 会長からのメッセージ:日本学術会議の移転計画 / 大西 隆
- 情報プラザ
学術講演会・シンポジウム等開催のお知らせ 2017年8月~9月
編集委員会から
- 次号予告
- 特集予告
- 編集後記