日学双書8
人間は地球とともに生きられるか
-日本学術会議主催講演会における記録-
平成4年12月発行,A5,108頁, \1,000 (税込)
目次
1.はじめに |
2.地球圏-生物圏国際協同研究計画(IGBP)の実施について(勧告) |
3.プログラム |
4.開会の辞 近藤次郎 日本学術会議会長 |
5.講演 1.地球の温暖化とその影響 吉野正敏 日本学術会議第4部会員・筑波大学教授 ・温室効果による気温上昇とその結果 ・炭酸ガス増加による気候と農作物への影響 ・気候変化にともなう土地利用の変化 2.地球環境と農業のかかわり 久馬一剛 日本学術会議第6部会員・京都大学教授 ・バイオマス・エネルギーのもつ意味 ・農業の持続性を支えるもの ・農業の集約化と環境へのインパクト ・開発途上国の農業のかかえる問題 ・先進国農業のかかえる問題 ・日本の農業はどうなっているか ・何をなすべきか 3.地球環境の経営と人間社会の発展 藤井 隆 日本学術会議第3部会員・名古屋大学教授 ・環境への対応 課題の性質と条件 / 人間の主体的自立性(変化する人間観) / 開放体系の相関 / 人間及び人間社会の進化 ・発展への新しいアプローチ 量としての時間と質としての時間 / 知識生産 / 知識という新しい「生産力」 / 経済のサービス化と情報化 / 新しい発展の方向と学問循環 ・地球環境と人間社会の経営 経営思想における東洋と西洋 / 調整主体としての市場的方法と主体的方法 / 調整における競争と協力の領域の展開 / 政府間と企業グループ間との関係 / 環境経営の調整における諸方式 / 日本の課題 |
6. 質疑応答 |
7. 閉会の辞 丸茂隆三 日本学術会議第6部会員・東京農業大学教授 |
司会:樋口敬二 日本学術会議第4部会員・名古屋大学教授 |
※上記所属等は発行当時のものです。