日学新書3
地球社会の環境ビジョン-これからの環境学-
2013年3月25日発行,新書判,213頁, \750+消費税
毛利 衛 ・ 進士五十八 責任編集
第20~21期の日本学術会議環境学委員会の委員の方々が、6年間の委員会での審議を踏まえ、それぞれの専門分野に係る環境問題について書き下ろした論考 である。
大変わかりやすく、バラエティに富んだ内容となっており、環境学の入門書としても最適。
目次
発刊にあたって(p.3-6) | 大西 隆 |
目次(p.8-10) | |
宇宙からみた地球 ―新たなユニバソロジを― (p.12-19) | 毛利 衛 |
ランドスケープ・風景の目 ―環境問題解決のために― (p.20-27) | 進士五十八 |
子どものあそび環境 (p.28-37) | 仙田 満 |
環境教育 ―理念と方法― (p.38-49) | 小澤紀美子 |
環境への慣れと適応 ―音環境を例として― (p.50-59) | 桑野園子 |
環境法学・その特色と課題(p.60-69) | 淡路剛久 |
化学物質の環境リスクマネジメントとその展開 (p.70-78) | 内山巌雄 益永茂樹 |
市民協力による環境疫学研究 ―我国で初の本格的出生コーホート研究の経験から学ぶ―(p.80-91) |
岸 玲子 |
エコデザイン(Ecodesign)学 ―機械技術者の責任― (p.92-97) | 古川勇二 |
グリーンテクノロジー 先端科学技術からの環境科学 (p.98-107) | 栗原和枝 |
環境問題解決への環境科学 ―微生物パワーの活用― (p.108-111) | 今中忠行 |
環境学とGIS/地理学 (p.112-121) | 碓井照子 |
バイオマス資源 ―そのカスケード利用など― (p.122-133) | 飯塚堯介 |
環境工学 ―社会的共通資本の科学― (p.134-139) | 大垣眞一郎 |
水域・陸域連携によるサンゴ礁の保全 (p.140-149) | 池田駿介 |
多様性と関係性の環境学 (p.150-157) | 林 良博 |
保全生態学の挑戦 ―さとやま・久保川イーハトーブでの自然再生― (p.158-169) |
鷲谷いづみ |
環境デザイン ―復興での大きな役割― (p.170-180) | 石川幹子 |
自然・社会・文化の持続性で「美し国」めざそう ―バイオ・ダイバーシティ ライフスタイル・ダイバーシティ ランドスケープ・ダイバーシティ― (p.182-199) |
進士五十八 |
科学とコミュニケーション ―壊滅した街の復興に科学コミュニケーションはどう貢献できるか― (p.200-209) |
毛利 衛 |
あとがき (p.210-213) | 責任編集者 毛利 衛 進士五十八 |
※執筆者の所属等は原則として2013年3月現在のものです。