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出版事業―学術会議叢書14

学術会議叢書14
『学術会議叢書』は、今日的なテーマについて、日本学術会議および委員会主催の公開シンポジウムや講演会などの記録をもとに、関連資料・解説を加え、分かりやすく編集しました。(A5判)


学術会議叢書14
性差とは何か−ジェンダー研究と生物学の対話−
2008年1月発行,A5,311頁, \1,800+消費税
   

男女共同参画社会の形成の実現に向け、「身体的性差」と「社会的性差」(=ジェンダー)の関連性を多様な諸科学の観点から考察。

目次
発刊にあたって (p.2-4) 金澤一郎
はじめに (p.6-9) 江原由美子
1 ジェンダー研究と男女共同参画
学術領域における男女共同参画と学術の再構築(p.15-24) 原ひろ子
ジェンダー概念の意義と効果
 −現状と課題
(p.25-37)
上野千鶴子
学術領域における男女共同参画の現状 (p.39-50) 辻村みよ子
科学技術と男女共同参画 (p.51-55) 渡辺美代子
農学研究とジェンダー視点 (p.57-63) 中道仁美
2 人文社会科学におけるジェンダー研究の成立とその展開
歴史学とジェンダー:古代史 (p.68-73) 桜井万里子
歴史学とジェンダー:近現代史 (p.74-80) 姫岡とし子
文学とジェンダー (p.81-89) 竹村和子
精神分析とジェンダー (p.91-99) 竹村和子
経済学とジェンダー (p.101-111) 大沢真理
法学・政治学とジェンダー (p.113-123) 辻村みよ子
社会学とジェンダー (p.125-135) 上野千鶴子
3 生物学的性差をどう見るか  
問題の所在(p.139-142) 江原由美子
性差とジェンダー:進化生物学の視点 (p.143-152) 長谷川眞理子
性差とは何か?
 −ジェンダー研究と生物学の対話
(p.153-168)
束村博子
脳の性差 (p.169-180) 田中(貴邑)冨久子
養育と乳幼児の発達 (p.181-198) 黒田公美
性差医療の考え方と課題
 −老年医学の立場から
(p.199-210)
大内尉義
体力の性差とスポーツ (p.211-221) 加賀谷淳子
科学史からみた性差 (p.223-240) 小川眞里子
性差研究の諸次元 (p.241-248) 江原由美子
4 ジェンダー研究を社会にどう生かすか
性差医療の今後 (p.251-261) 松田昌子
スポーツ・ジェンダー研究をからだづくり・健康づくりに生かす
 −学校体育に視点を当てて
(p.263-272)
井谷惠子
ジェンダー法学の未来(p.273-281) 辻村みよ子
ジェンダー視点を社会政策に生かす (p.283-293) 大沢真理
男女共同参画と学術の役割 (p.295-308) 原ひろ子
おわりに (p.310-311) 江原由美子

※執筆者の所属等は原則として2007年12月現在のものです。
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