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出版事業―学術会議叢書20

学術会議叢書21
『学術会議叢書』は、今日的なテーマについて、日本学術会議および委員会主催の公開シンポジウムや講演会などの記録をもとに、関連資料・解説を加え、分かりやすく編集しました。(A5判)


学術会議叢書21
高レベル放射性廃棄物の最終処分について
2014年11月10日発行 A5,184頁, \1,800+消費税
   

2011年3月、福島第一原発の事故が発生。放射性廃棄物の処理問題は、国民の強い関心を集めることとなった。
日本学術会議は、「高レベル放射性廃棄物の処分に関する検討委員会」で審議を行い、委員と地震学、地質学等の専門家で2012年12月に学術フォーラムを開催した。
本書は、このフォーラムで講演した専門家の見解を、わかりやすくまとめたものである。


目次
発刊に寄せて (p.2-5) 日本学術会議会長 大西 隆
高レベル放射性廃棄物の処分をめぐって
  ―原子力委員会への回答を中心に―
(p.9-26)
日本学術会議第一部会員・社会学委員会委員長
東京工業大学名誉教授
統計数理研究所客員教授
今田 高俊
高レベル放射性廃棄物の最終処分への取り組みについて (p.27-39) 前原子力委員会委員長代理
長崎大学核兵器廃絶研究センター副センタ―長・教授
鈴木 達治郎
高レベル放射性廃棄物の地層処分について
  ―地質環境の長期安定性を中心として―
(p.41-57)
原子力発電環境整備機構技術顧問 武田 精悦
変動帯の日本列島で高レベル放射性廃棄物の地層処分の適地を選定できるか: 地震現象の観点から (p.59-77) 神戸大学名誉教授
元国会福島原子力発電所事故調査委員会委員
石橋 克彦
国策、市民、科学者
  ―学術会議の「回答」を生かすために―
(p.79-88)
NPO法人原子力資料情報室共同代表 山口 幸夫
高レベル放射性廃棄物問題の取り組み体制について、考えるべき論点 (p.89-97) 日本学術会議連携会員
法政大学社会学部教授
舩橋 晴俊
高レベル放射性廃棄物の地層処分について
  ―地質環境の長期安定性の観点から―
(p.99-105)
日本学術会議連携会員
京都大学防災研究所教授
千木良 雅弘
高レベル廃棄物処分における学術の役割 (p.107-114) 日本学術会議第三部会員
(公財)地球環境産業技術研究機構(RITE)理事・研究所長
東京大学名誉教授
山地 憲治
高レベル放射性廃棄物の処分について、
会場からの質問・意見と最終処分の進め方
(p.115-138)
日本学術会議連携会員
(公社)日本アイソトープ協会専務理事
柴田 徳思
資料(p.139-184)
 1. 原子力委員会委員長からの審議依頼に対する回答
   回答 「高レベル放射性廃棄物の処分について
」 (2012年9月11日) 日本学術会議
 2. 原子力委員会委員長からの審議依頼附録

※執筆者の所属等は原則として2014年9月末日現在のものです。
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