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はじめに(p.2-3) | 吉川弘之 |
目次(p.4-5) | |
第1部 多発する事故から何を学ぶか −日本学術会議公開講演会載録 安全に関する特別シンポジウム− |
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科学を結集して事故を未然に防ぎ安全な生活に貢献したい(p.8-12) ・豊かな時代だからこそ高まる「安全」への願い ・学問領域を越えたプロジェクトで問題解決の糸口を |
吉川弘之 |
「安全学」の構築に向けて 安全に関する特別シンポジウム:基調講演(p.13-27) ・連続する事故から何を学ぶか ・最近の事故から思うこと ・安全のマネージメントの見直しを ・安全の技術の今後の行くべき道 ・事故に学ぶシステムと事故を調査するシステム ・技術者としての倫理を持つべき ・規格を定め、それを守る自主規制の方向へと変化 ・「絶対安全」から「リスクを基準とした安全評価」へ ・新しい安全教育はどうあるべきか ・安全学の構築についての展望 |
久米 均 |
JOC臨界事故の教訓を今後に生かすために(p.29-42) ・原子力事故は子孫にまで影響が及ぶ深刻なもの ・違反行為のエスカレートが事故を招いた ・「モラルハザード」による人為的事故ではないか? ・原子力行政の一体化と新しい「安全学」の設立を提言 |
植草 益 |
コンクリートの劣化や剥落はなぜ起こるのか 〜トンネル事故や山陽新幹線の高架橋に学ぶ〜(p.43-55) ・わずかなひび割れが、列車の風圧や振動で剥落を呼ぶ ・塩分が蓄積して、じわじわとコンクリートを劣化させる ・炭酸ガスや微生物もコンクリートの劣化の原因? ・事故が起きる前に高架橋のメンテナンスを |
魚本健人 |
「安全科学」の誕生を目指して(p.57-68) ・「安全という価値」の台頭 ・「安全プログラム」という概念で新しい学問を作る ・科学論を転換して安全論を「安全科学」にする |
吉田民人 |
パネルディスカッション 多発する事故から何を学ぶか(p.69-109) ・他国の事故例を生かさず勧告を無視する体質が問題 ・ロケット事故の原因は複合要因 ・事故の責任捜査と原因調査とは目的が違う ・労働災害の真因はシステムマネージメントにあり ・法律では安全を守る行政を警察という概念で捉える ・フリーディスカッション |
(コーディネーター) 吉村 功 (パネリスト) 浅見輝男 井口雅一 角田文男 浜川 清 |
第2部 安全 −「学術の動向」2000年2月号特集再録− |
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安全(p.112-113) | 吉田民人 |
医療の安全性(p.114-128) ・医療の安全性:歴史的な観点から ・医療の安全性をどう見るか ・医療事故防止の取り組み ・医療の安全性と「5つのM」 |
児玉安司 黒川 清 |
遺伝子組換え作物の現状と将来(p.129-137) ・現在の食糧問題 ・遺伝子組換え作物の安全性 |
村田幸作 |
最近の安全問題に思う(p.138-144) ・最近の安全問題 ・安全問題のありか ・安全問題の解決に向けて |
田村昌三 |
失業のセーフティー・ネットと雇用保険制度改革(p.145-153) ・雇用保険制度改革の必要性 ・各国の失業給付制度とわが国の現状 ・保険料改革の視点 ・失業等給付改革の視点 |
樋口美雄 |
おわりに(p.154-156) | 久米 均 |