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はじめに (p.2-3) | 日本学術会議会長 | 黒川 清 |
発刊にあたって (p.4-5) | 日本学術会議 文化人類学・民俗学研究連絡委員会委員長 | 宮本袈裟雄 |
第1部 身体と舞踊−日本と世界のパースペクティブ | ||
日本の舞踊における身体づかい (p.11-26) ・伝統芸能と学校教育 ・スポーツと踊るからだの違い ・身体つき A.バレエの場合 B.日本の舞踊の場合 ・身体技法 A.姿勢・構え B.歩行 C.跳躍・回転・運動強度 |
お茶の水女子大学名誉教授 | 森下はるみ |
イタリアにおけるノン・バーバル・コミュニケーション概論 (p.27-45) ・3つの表現 ・表情 ・ジェスチャーによる表現力 ・距離と接触 ・表現力の差 |
フローレンス大学人類学教授 フローレンス大学大学院人類学研究所 |
キアレッリ・ブルネット クリステャーノ・サンナ |
韓国ムダンにおける神懸かりと身体 (p.47-63) ・トランス状態の誘発過程と心身の変化 1)トランスの誘発過程 2)神懸かりの経路とトランス時の自覚症状 ・トランス時の生理学的変化 1)トランス状態とドーパミン 2)トランス状態とエンドルフィン ・トランス時の動作特性及び祭儀時と平常時の比 較分析 ・神懸かりとはどんな状態なのか |
ロンドンSOASアカデミックビジター | 朴 善姫 |
ニジンスキーの身体−身体の脱制度化とセクシュアリティ (p.65-75) ・ニジンスキーの芸術 ・新しいタイプのダンサー ・バレエを否定した作品「牧神の午後」 ・性の表現がスキャンダルに ・性的感覚の高揚を伴う芸術創造 |
法政大学教授 | 鈴木 晶 |
ダンスのセラピー効果:ニューヨークのドミニカ系集団の事例から (p.77-87) ・ワシントンハイツ ・ASP ・カウンセリング ・ダンスクラスと練習 ・社会化されたダンスのセラピー効果 |
慶應義塾大学非常勤講師 | 三吉美加 |
無重量環境での身体表現−宇宙時代に踊る (p.89-101) ・舞踊における怪物的身体 ・舞踊の美的側面 ・無重量環境での舞踊表現 結果1.敦煌の飛天芸術と舞踊 結果2.無重量環境における舞踊の実施 |
お茶の水女子大学大学院教授 | 石黒節子 |
第2部 舞踊研究の最前線1. 現状・子ども・セラピー |
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コンテンポラリーダンスにおける静穏の身体 (p.105-117) ・先駆的振付家M.カニングハム ・1950-60年代作品に表れた「静穏」の身体 ・演者に求められる「静穏」 ・「静穏」の身体が意味するもの |
お茶の水女子大学助手 | 酒向治子 |
子どものからだの表現 (p.119-130) ・子どものからだとこころ ・子どものからだの表現の特性 ・からだの表現・はじまりの形 ・からだの表現と定型化 ・同じような表現を行う子どもたち ・手にした花をあらわす ・見たことのある鳥をあらわす ・子どものからだの表現を育むために |
東洋英和女学院大学教授 | 西 洋子 |
ダンスセラピーの層構造−精神病院での実践に基づいて (p.131-141) ・内的世界を表現する舞踊 ・セッションの構成とその原理 ・症例 ・ダンスセラピーの層構造 ・舞踊と共創 |
神戸大学教授 | 柴 眞理子 |
第3部 舞踊研究の最前線2. 再生する伝統 |
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津軽の獅子舞・獅子踊 (p.145-165) ・津軽の獅子舞・獅子踊の現状 ・津軽獅子に関する実態調査の結果より 1)保存会に関して 2)無形民俗文化財の指定 3)主な行事と場所・時期 4)獅子踊・舞一組の編成 5)伝承演目と表現内容 6)芸態 |
元弘前大学教授 | 松下清子 |
琉球舞踊への新しい視角 (p.167-176) ・琉球舞踊を支える女性舞踊家 ・現在の伝承に見いだされる女踊りの様式 ・村踊りに伝承される女踊り ・舞踏家の伝承の解明を |
沖縄県立芸術大学教授 | 板谷 徹 |
日本舞踊の身体表現−娘形を題材として (p.177-185) ・日本舞踊のオスベリという特殊な「身ぶり」 ・「娘道成寺」を踊るには15年かかる ・身体表現の基本は「体の姿勢」と「構え」 |
日本大学助教授 | 丸茂祐佳 |
15世紀イタリア宮廷舞踊の基礎的研究 (p.187-198) ・社会的背景と舞踊の位置づけ ・イタリア宮廷舞踊の特徴 ・舞踊の基本動作 |
聖徳大学教授 聖徳大学教授 |
桐生敬子 安廣美智子 |
小学校における民俗舞踊カリキュラムの全国調査 −キー・ワード:民俗舞踊、伝統文化、小学校、 カリキュラム、身体 (p.199-227) ・研究方法 ・調査結果 1)回収率 2)民俗舞踊の実施状況 3)カリキュラムのどの単元で民俗舞踊を扱っ ているか 4)練習内容の詳細 5)民俗舞踊の学校での指導体制 6)学習目標 7)なぜ、民俗舞踊を学校で扱わないか、その 理由 8)なぜ、民俗舞踊の指導をやめたか、その理由 9)曲目 10)小学校教員たちが考えている実施上の問題点 と課題 |
茨城大学大学院助教授 | 国枝タカ子 |
資料:シンポジウムリスト (p.228-229) 日本学術会議文化人類学・民俗学研究連絡委員会舞踊・身体表現研究小委員会シンポジウム記録 |
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むすびに (p.230-231) | 日本学術会議 文化人類学・民俗学研究連絡委員会委員 | 国枝タカ子 |